皆様におかれましては、平素より松本信用金庫に格別のご支援とご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、日本経済は、経済社会活動の正常化が進み、サービス消費を中心とした個人消費の持ち直しや、インバウンド需要の回復により景気が緩やかな回復基調に入った一方、世界的なインフレの影響により、国内物価上昇率が41年ぶりの高い伸び率となるなどマクロ経済に大きな変化が生じました。
「脱コロナ」「脱デフレ」の動きは、企業業績の改善や賃上げの実現をもたらしたものの、地政学リスクの存在、円安にも起因する原材料・エネルギー価格の高騰、また、労働力不足や力強さを欠く国内需要など、経済成長への下押し圧力や課題も顕在化しており、不確実性の高まりが指摘されております。
このような経済情勢の下、地元を支える地域金融機関である当金庫が地域に果たすべき役割は重要度を増しております。これまで以上に地域から頼りとされる金融機関となるため、地域の持続的発展に資する新しい価値創造を目指すとともに、将来ビジョン(10年長期経営計画)の経営理念「もっと身近な金融機関として質の高い金融サービスの提供に努め、お客様や地域経済の発展に貢献する。」の実現に向け、職員一丸となって取組んでまいります。
今後とも一層のご理解とご支援を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
令和6年7月
松本信用金庫
理事長 鶴見 明夫